
ホスピタルアート
医療施設に、やさしい色と笑顔を
ホスピタルアートを通じて人と人をつなぐ
“わくわく・スマイリング” の活動です
ホスピタルアート
わくわく・スマイリング
私たちの考えるホスピタルアートとはアートで医療を応援し、
生きる力生きる希望へ繋げられる環境にしたい
患者を取り巻くすべての方、患者、家族、医療スタッフと一緒にアートと寄り添い共に笑顔を増やす活動です
NPO法人血液患者コミュニティももの木は、2000年設立から院内環境を良くしたいと提案を続けてきました。
血液疾患や小児がんをはじめ長期入院を余儀なく必要とされる患者にとって、治療環境=生活環境にも値します。その院内環境を何とかより良いものにしたいと患者と医療従事者、賛同者によって声をあげたのです。
当初は、医療施設は生死を分ける医療を提供する場、前例がないということでなかなか受け入れてもらえませんでした。根気よくコツコツと提案することで医療施設側の考え方も変わり少しずつ実施できるようなってきました。そしてNPO法人血液患者コミュニティももの木のホスピタルアート部門として生まれました。
活動内容のご紹介
01
医療現場へアートと触れ合う場を提供します
01
アーティスト派遣

音楽家、マジシャン、大道芸人などの登録アーティストを、季節や特別なイベント開催に合わせてご提案します。
02
アート展示

絵画や写真など、ご要望に応じた内容で展示します。年に数回、展示内容を切り替えるなど運営も行います。
03
クリニカルアート

クリニカルアートや心がほぐれるアート体験を、参加者に合わせたカリキュラムでご提案・開催します。

アートが心をほぐす
ホスピタルアートでつながる安心と交流
1. 患者とご家族のために
アートは、医療の現場において少し離れた立場からそっと寄り添う存在です。絵や音楽があるだけで、患者さんやご家族にとって“ほっとできる心の余白”が生まれます。そのひとときは、張りつめた気持ちを和らげたり、前を向く小さなきっかけになったりするかもしれません。治療の合間にふと目に入るアートが、さりげない心の支えとなります。
2. 医療従事者のために
医療現場では緊張が続き、気分を切り替える時間をとることが難しいこともあります。アートがそこにあるだけで、視線を移す瞬間に空気が変わり、自然と呼吸を整えられるようになります。日々の忙しさの中に生まれるわずかな安らぎが、スタッフの安心感へとつながります。
3. 地域へのつながりのために
病院にアートを取り入れることは、医療を超えた新しい価値を地域に届けることでもあります。展示や制作の過程で地域のアーティストや子どもたちが関われば、病院は文化や交流の拠点として親しまれる存在になります。ホスピタルアートは、医療機関と地域を温かくつなぐ架け橋となるのです。
一緒に楽しむ場の提供
アーティスト仲間による
患者やその周りに取り巻く全ての方との
一緒に作り上げる癒しや楽しみの場を作り上げます

アーティスト在廊型の心癒される空間があれば良いとずーっと考えていました。
アートの定義というものはそれぞれですが「観た人触れた人が感動したり心がやすらぐモノやコト」と解釈しています。アートと触れ合うというのが特別ではなく、担当医師を確認するように、本日の「アートスケジュール」を確認できたら、少しは気持ちが軽やかにならないでしょうか。
入院中の治療合間には体調が良い時もあるのです。ちょっと退屈で、でも外には出られなくて、何かないかな。と考えていました。誰でも簡単に短時間でアートに触れられる環境があれば、どんなに楽しい時間になるでしょう。
外来での待ち時間、まだかまだかと時計を気にするのは本当に疲れます。そんな時に僅かな時間にちょっと立ち寄れるアートに触れられる場所があれば、穏やかな時間に変わるのではないでしょうか。
緊張を伴う忙しい職場で、気持ちを緩め、自分を取り戻し、次に進むために、頑張っている自分へのご褒美として、Teaタイムを楽しむのと同じようにアートに触れる時間、場所があれば、きっとリフレッシュでき元気な笑顔になるのではないでしょうか。

クリニカルアート提供
臨床美術をベースに活動してきたアートセラピー
数々の培った実績を自信にかえ
活動範囲を広げていきます

絵を描いたり、歌を歌うことで心が軽くなった経験はありませんか?
何かを「表現」することは、心を癒やす力があります。
近年、欧米やオーストラリアでも「クリエイティブ・ヘルス(創造的健康)」という考え方が広がっているようで、心身の健康やクオリテ・オブ・ライフ(生活の質)とクリエイティビティのつながりを指す言葉です。例えば、精神的な問題や慢性的な病気に苦しむ人のために専門的な訓練を受けたアーティストが講師となってワークショップを行い、病状の改善や薬の量を減らすなどの効果を上げています。
慢性的な痛みや不治の病を抱える患者にとっては、アートに夢中になる時間が気晴らしとなり、苦痛が軽減する効果が実証されているといいます。
私の心は緩和ケア病棟で痛みを軽減し穏やかに過ごされる中、今まで手に取ったことのないパステルで楽しそうに描かれる作品の色彩が豊かで、お見舞いに来られる家族の方との優しい空気が流れていたこと。 小児病棟で、家族から離れ辛い治療を頑張る中、夢中になってパステルを塗り込みながら笑顔が生まれたこと。 混乱する思考に押しつぶされそうになった時に、パステルを手に取り夢中になる無の時間、その僅かな時間で優しさが取り戻せることを知っているのです。
アートに接することで、少しでも苦痛が軽減され、治療効果に繋がり元気な笑顔が見られるように、寄り添っていきたいと思うのです。
臨床美術とは(クリニカルアートとは)

臨床美術とは独自のアートプログラムを用いて、臨床美術士の働きかけにより、絵を描く、オブジェを作るといった創作活動そのものを楽しむプロセスを通して、脳を活性化させ、認知症の予防や改善、心の解放や意欲の向上、子供たちの感性を育む教育、働く人たちへのメンタルヘルスケアなどに効果が期待できるアートセラピーの一つです。臨床美術の大きな特徴は五感を刺激し、感じることによって誰もが楽しめ、美術表現ができるようになることです。
金子健司というアーティストが1996年に始めたもので、独自のアートプログラムに沿った創作活動をするもの。当初は認知症の症状改善を目的として開発された。金子氏、脳神経外科の医師、それにファミリーケアアドバイザーが協力して独自のアートプログラムを開発した。普通の創作活動との違いは、心理的アプローチではなく、医師らとチームを組んだ美術家からのアプローチであることが大きな特徴です。
プログラムは脳が生き生きとなるように工夫されているということと、臨床美術士の働きかけにより、参加者の意欲と潜在能力が引き出されるということ。認知症の症状改善を目的として始まったが、現在では認知予防、或いは子供たちの感性を育む教育の分野、医療の分野、また会社の研修や心のケアという場面でも実施されるようになってきている。
★『臨床美術』及び『臨床美術士』は、日本における(株)芸術造形研究所の登録商標です。
<臨床美術の5つの魅力>
- 年齢、性別、人生のバックボーンに関係なく楽しめる
- 作品が手元に残ります
- 具体的に作品の良いところを伝え認めることができます
- 自分自身を発見することができます
- 希望がもてます
※発起人の井上千恵美はこの臨床美術士の資格を保有しております。

英国における「Artsと医療」
英国における「Artsと医療」の領域は、Artsの各分野と医療分野の双方から互いに働きかけるものすべてを含み非常に幅が広い。例えば、美術館で認知症の高齢者や介護者・医療従事者対象の企画を行なうこともあれば、病院が院内で展覧会やコンサートを催したり、作家が入院患者対象の造形活動を行なう、あるいはデザイナーが手術室に緊張を緩和する内装デザインを施すなど幅広い活動領域となっている。
<5つの分類>
Arts on Prescription スキーム
プライマリ・ケア従事者(医師・看護士等)が精神的困難を抱えた人に、クリエイティブな活動を紹介する健康支援サービスで、英国では薬を処方するのと同様に一般的である。
医療環境を改善するArts
病院内にアーツ活動を専門で行なう団体が独立して組織され、適切な素養を持つ専門家が雇用され、自ら資金集めを行ないさまざまなアーツ団体と組んだ活動が散見される。
参加型Artsプログラム
疾病を抱えた人の社交や創造性・感情の発露の受け皿として、諸芸術のクリエイティヴな活動に没入させる機会を提供するものを指す。企画によっては、複数の芸術分野をわたるもの、5つの分類間を横断するものもあり、厳密な分類や芸術の種類は問題視されない。
医療人文学教育
Artsセラピー
大学レベルでの教育方法が確立し、医療行為のひとつとして医療制度に組み込まれ発展してきている。

よくある質問
- Qどのようなイベントが開催できますか?
- Qどのようなイベントが開催できますか?
- Qボランティアとして活動しているのでしょうか?
- Qボランティアとして活動しているのでしょうか?

実績・事例紹介
・シミのある空虚感のある白い壁と天井に囲まれた病棟や病室に、美大生による絵画や写真展示
・家族と離れ治療を頑張っている子供たちに、メンバー自ら着ぐるみを着たり、バル~ンアートで小児病棟へのパフォーマンスを実施
・大学生やボランティアによる音楽会や大道芸、マジックショーなどの実施
・緊張感と多忙による心身の疲れを感じている医療従事者に、無になれる時間、癒しと楽しみを感じモチベーションアップに繋がるクリニカルアートの実施








体験者の声

小児病棟で
家族から離れ辛い治療を一人で頑張っている子供たちが、夢中になってパステルを塗り込みながら過ごす時間は、治療を忘れて気な笑顔になっていくのを感じています。

血液内科病棟で
長期入院治療の合間は、開けられない窓ゆえに見る景色は孤立を感じることさえあります。ステンドグラスの色光による一期一会の美しさ、自然の素晴らしさは感動という力が加わり希望に繋がっていきます。

緩和ケア病棟で
痛みを軽減し過ごされる時間、今まで手に取ったことのないパステルで楽しそうに描かれる作品の色彩が豊かで、家族も一緒に優しい空気が流れ笑顔に変わっていくのを感じています。

外来での待ち時間で
いつ呼ばれるのかと、時計ばかり気にするのは疲れてしまいます。僅かな時間にティータイムを楽しむのと同じようにアートに触れられる場所があれば穏やかな時間に変わっていきます。

医療スタッフの皆様も
気持ちを緩め、自分を取り戻し、次に進むために、頑張っている自分へのご美として、院内でアートに触れる時間、場所があれば、きっとリフレッシュでき気な笑顔になるでしょう