アーティスト主体による
一緒に楽しむ場の提供

アーティスト仲間による
患者やその周りに取り巻く全ての方との
一緒に作り上げる癒しや楽しみの場を作り上げます

アーティスト在廊型の心癒される空間があれば良いとずーっと考えていました。

アートの定義というものはそれぞれですが「観た人触れた人が感動したり心がやすらぐモノやコト」と解釈しています。アートと触れ合うというのが特別ではなく、担当医師を確認するように、本日の「アートスケジュール」を確認できたら、少しは気持ちが軽やかにならないでしょうか。

入院中の治療合間には体調が良い時もあるのです。ちょっと退屈で、でも外には出られなくて、何かないかな。と考えていました。誰でも簡単に短時間でアートに触れられる環境があれば、どんなに楽しい時間になるでしょう。

外来での待ち時間、まだかまだかと時計を気にするのは本当に疲れます。そんな時に僅かな時間にちょっと立ち寄れるアートに触れられる場所があれば、穏やかな時間に変わるのではないでしょうか。

緊張を伴う忙しい職場で、気持ちを緩め、自分を取り戻し、次に進むために、頑張っている自分へのご褒美として、Terタイムを楽しむのと同じようにアートに触れる時間、場所があれば、きっとリフレッシュでき元気な笑顔になるのではないでしょうか。

リフレッシュをテーマにした背景

医療現場にアート活動を広げたいという思いは、長期入院という特殊な環境を経験したことから生まれました。
読書もテレビを見るのも何か集中できず、わずかな時間でも現状を忘れる時間、無になり心が軽くなるものが欲しかった。

アートの定義というものはそれぞれですが「観た人触れた人が感動したり心がやすらぐモノやコト」と解釈しています。自分を表現することを楽しむと、解放感を味わい、気分がリフレッシュしたり、自信を回復したり、心の豊かさを育め、心も体も健康に感じることが出来るようになると信じます。また、それぞれの違いを認め合ったり、優しい気持ちになったり、それがコミュニケーションの幅を広げたりしてくれるかもしれません。

アートの世界では答えは1つではありません。人はそれぞれ違っていていい!違っていることがすばらしい!それがあってこそ面白い!違いを違いとして尊重します。未知なる個性を育むためにもアートと触れることが当たり前のようになって夢と笑顔が増えたらどんなに素敵でしょう。

五感を刺激し、感じることによって誰もが楽しめ、美術表現ができるようになると心のやすらぎ、夢と希望に繋がることを信じて実施していきたい。

井上 千恵美

どんな状況であっても、どんな環境であっても、
いや入院中だからこそ、入院中の家族がいるからこそ、病院で勤務しているからこそ、
距離的な制約を超えて、身近なリフレッシュ空間が当たり前にある世界を全国に作っていきたい!と大きな夢を持って活動しています。

参考にしていること

私たちは枠に捕われずに活動をしていきたいと考えております。
しかしながらただの思いつきではなく、以下の効果や考え方を踏まえて活動を構築していきます。

モーツァルト効果

アメリカのドン・キャンベル氏は音楽を健康あるいは教育に取り入れる研究を長年に渡って行っており、「モーツァルト効果:Mozart effect」という言葉を提唱されました。これはトマティス理論に基づき、モーツァルトの音楽を聴くことによって、精神と身体の両面の健康を維持させたり病気を改善させる音楽療法の1つと言われています。

モーツァルトの名曲には高周波音を豊富に含んでいて、その周波数が脳神経系、ホルモン系、血液循環系そして免疫系へとプラスの影響を及ぼしていくと考えられています。また、耳を持たない植物や微生物にまでも影響することから、細胞内の水環境に対しても空気の波動として作用し、プラスの波及効果を示すと考えられています。

仲間

臨床美術士としての活動実績を抜粋します